06年カルトン新聞1月号より
『木馬』のお話
昔話や本などで子ども部屋にある定番の大きなおもちゃと言えば、『木馬』。何で馬なのかな、車とか他の動物でもいいんじゃない?って思った人はいませんか?私はその一人。木馬なんてかわいくないなあっていうのが正直な私の感想でした。でも何で馬なのかというのを知ったら納得、それから好きになりました。
昔、ロシアでは子どもの満1歳の誕生日には、馬に乗せる風習があったそうです。その風習が時代とともに少しずつ変化して、子どもは満1歳の誕生日に父親から馬のおもちゃをもらうようになったそうです。「何で馬に?」と思いますが、子どもが病で亡くなりやすかった昔の親の最大の願いは子どもの健康で、馬に乗せるというのは、「満1歳まで無事に育った、元気にたくましく育ってほしい」という親の気持ちが込められているものだからなのだそうです。木馬は、国産のものからアジア、ヨーロッパのものまでいろんなデザインのものがあります。それに高価・・・。お部屋の広さや、床が痛むかしらなんてことを考えるとなかなか買えません。でも、こうして木馬のお話を知っておくと、いつか木馬が手に入るという機会があったときに嬉しさ倍増するのでは・・・。
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